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ドローン飛ばせる場所の探し方!

ドローンを手に入れたものの、実際にどこで飛ばしていいのかわからずに困っている方は多いのではないでしょうか。せっかく機体を購入したのに、飛行場所がわからなければかなりもったいないですよね!
 
この記事では、ドローンを安全に、そして航空法違反にならないように飛ばせる場所の見つけ方について、そして実際に飛行できるおすすめの場所も交えながら初心者の方でもわかりやすく解説していきます。
 
法規制の基本的な理解から、具体的な飛行場所の探し方、実際に飛ばす前の準備まで、一通りの流れをお伝えします!

ドローン飛行の基本ルールって何?

飛行禁止エリア

まずドローンは必ず航空法が定める飛行禁止エリアで飛行しないといけません。
ドローンの飛行場所を探す前に、まずは飛ばしてはいけない場所を把握しておくことが大切です。日本では航空法によってドローンの飛行が制限されており、違反すると罰則の対象となる可能性があります。
 
空港周辺や人口集中地区(DID地区)では、基本的にドローンの飛行が禁止されています。また、150メートル以上の高度での飛行や、夜間飛行、目視外飛行なども許可が必要な行為です。これらのルールは安全な航空交通を維持するのに設けられているため、必ず守る必要があります。

地方自治体の独自ルール

航空法とは別に、各自治体が独自にドローンの飛行を制限している場合があります。
公園や観光地、住宅密集地などでは、条例によってドローンの使用が禁止されていることが珍しくありません。東京都の公園は条例で飛行禁止となっています。
 
これらの情報は自治体のホームページで確認できることが多いので、飛行予定地の自治体ルールは事前にチェックしておきましょう。知らずに違反してしまうトラブルを避けるためにも、この確認は必ず行いましょう。

飛行場所の見つけ方は?

効率的に見つける方法

ドローンの飛行場所を探す際に、国土交通省の飛行情報共有システム(FISS)を活用することで、他のドローンユーザーの飛行予定や飛行実績を確認できるため、実際に飛ばされている場所を知ることができます。
 
地図上で飛行場所を検索できるため、自分の住んでいるエリア周辺でドローンを飛ばしている人がいるかどうかを簡単に調べられます。頻繁に飛行が行われている場所は、比較的安全で問題の少ない場所である可能性が高いと考えられます。
 
アプリでは「ドローンフライトナビ」を活用していただくと飛行禁止エリアがわかりやすく航空法違反の対策にもなります。エリア以外にも日の出〜日没までの夜間飛行時の対策も可能であるため飛行場所以外のことにも配慮が可能です。

ドローン専用飛行場を利用する

最近では、ドローンを安心して飛ばせる専用の飛行場が全国各地に設置されています。
このような施設では、航空法の制限を受けることなく自由にドローンを飛ばせて、初心者の方にとって最適な練習環境になっています。
 
有料の施設が多いですが、安全性や利便性を考えると決して高い投資ではありません。
インストラクターが常駐している施設もあるため、操縦技術の向上も期待できます。
 
インターネットで「ドローン 飛行場所 ○○県」などのキーワードで検索すると、お住まいの地域の施設を見つけられます。
 
他にも河川敷や海岸線は、人口密集地から離れており、比較的ドローンを飛ばしやすい環境です。ただし、これらの場所でも管理者による独自のルールが設定されている場合があるため、事前に連絡しておきましょう。
 
河川については国土交通省の各地方整備局、海岸については都道府県や市町村が管理していることが多いので、それぞれの管理者に問い合わせて飛行の可否を確認しましょう。多くの場合、安全に配慮した飛行であれば許可してもらえることが多いです。

手続きはどうなるの?

必要な許可申請の手続き

飛行場所によっては、事前の許可申請が必要な場合があります。人口集中地区での飛行や夜間飛行、目視外飛行などを行う場合は、国土交通省への申請が必要です。
 
申請には一定の時間がかかるため、余裕を持って手続きを進めることが大切です。オンラインでの申請システム(DIPS)を利用することで、スムーズに手続きを進められます。
 
必要書類や申請方法については、国土交通省のホームページで詳しく説明されてます。

関東エリアおすすめの飛行場所!

【神奈川県の人気飛行スポット】

神奈川県内でドローンを飛ばしている人が多いエリアをいくつか紹介します!
 
・江ノ島
江ノ島周辺では、海岸線での飛行を楽しんでいる方が多く見られます。
特に江ノ島南側海岸での早朝飛行の具体的状況をお伝えすると、朝6時頃から8時頃までの時間帯は観光客がほとんどおらず、海風も弱いため機体が安定します。
 
江ノ島南側海岸は広大な砂浜が広がっているため、初心者の練習場所としての人気度も非常に高くなっています。操縦に慣れていない方でも、万が一機体をコントロールできなくなった場合に海上に落下するリスクを考慮して、陸地から適度な距離を保ちながら安全に練習することができます。
また、障害物が少ないため、基本的な操縦を身につけるには最適な環境です!
 
・城ヶ島
城ヶ崎は神奈川県内でも屈指の絶景飛行スポットとして知られています。
海岸沿いの断崖絶壁を上空から撮影することで、荒々しい岩礁と深い青色の海が織りなすコントラストが強めの映像を撮影することができます。
 
特に夕方の時間帯には、夕日が撮影できるため絶景のスポットです。
ただ、城ヶ崎は海からの風が強い日が多いエリアなので、午前中早い時間帯の飛行安定性を重視する必要があります。
実際に飛行したところ、朝7時から9時頃までが最も風が安定しており、海からの上昇気流も比較的穏やかで機体制御がしやすい時間帯です。
この時間帯であれば初心者でも安心して飛行できる条件が整いやすいです。

【東京都内の穴場飛行エリア】

東京都内でドローンを飛ばすのは難しいと思われがちですが、多摩川上流の青梅エリアでは飛行することができます。
青梅市内多摩川河川敷の具体的なエリア説明をすると、青梅市河辺町から御嶽駅周辺にかけての多摩川沿いの河川敷が飛行可能です。
 
この一帯は人口集中地区から外れているため、航空法による飛行制限がなく、自由に飛行を楽しめます。
御岳渓谷付近の御嶽駅から徒歩10分程度の多摩川沿いのエリアが撮影に良いロケーションとなっています。
 
清流や周辺の山、季節ごとに変化する植生の撮影が可能です。
春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季折々の風景を空から楽しむことができる貴重なスポットです!JR青梅線はアクセス方法も便利で、新宿駅から青梅線の快速電車に乗車すれば約1時間で御嶽駅です。

駅から飛行エリアまでは徒歩圏内にあるため、車を持っていない都内在住者でも気軽にアクセスできます。重いドローン機材を持参する場合でも、駅から近いので負担が少なくて良いですね。

実際の飛行で気をつけてほしいこと3選!

【天候】

ドローンの飛行は、天候条件が重要です。
強風や雨、雪などの悪天候時は絶対に飛行を避けましょう。また、気温が極端に低い日や高い日も、バッテリーの性能に影響を与える可能性があります。
 
飛行前には必ず天気予報を確認し、風速や降水確率、視界の状況などをチェックしてください。特に風速については、機体の仕様で定められた限界値を超えないように注意が必要です。

【管理者と事前相談】

公園や施設での飛行を希望する場合は、管理者との事前相談が重要です。
正式な許可が得られなくても、相談することで飛行可能な条件を教えてもらえることがあります。
管理者の立場を理解し、施設の利用者や近隣住民への影響を最小限に抑える提案をすることで、協力的な対応を得られる可能性があります。

【情報収集】

ドローンに関する法規制や飛行可能エリアの情報は、随時変更されます。
定期的に最新情報をチェックし、知識をアップデートしていきましょう。
国土交通省のホームページやドローン関連のニュースサイトを定期的にチェックして、最新の情報を把握するようにしておくと良いですね。

まとめ

ドローンを安全に飛ばせる場所を見つけることは、決して難しいことではありません!
法規制の基本を理解し、適切な情報収集を行い、周囲への配慮を忘れなければ、ドローンの可能性は広がります。
 
最初はルールが多く感じられるかもしれませんが、ルールを守って飛行を重ねることで、より安全で確実な操縦技術が身につきます。
 
これからドローンを始める方も、すでに飛ばしている方も、この記事を参考に安全で楽しいドローンライフを送ってください。空からの素晴らしい景色や、これまでにない視点での撮影を、ぜひ楽しんでください!